地上デジタルfrom生駒山@伊賀市某所

というわけで、先日の“ゴーウエスト。目指せ大阪地デジ - 幻滅つかさ日記、”から3週間、やむにやまれぬ事情で先延ばしになってた地上デジタル放送のアンテナを調整してきました。
今回は設置状況などを画像でお届け。

屋外:アンテナ〜屋内引き込み

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家屋の壁では正面に障害物があったので、電柱にくくりつけました。*1
向いてる方向は生駒山なわけですが、先はというと…
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生駒山が目視できないのは仕方ないとしても、こんな状態では「ほんまにアンテナつけたら受信できるのやろか…」と不安になっても仕方ないわけで。


で、アンテナから道路の上空をわたり*2、ケーブルテレビとの混合部へと進みます。
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これでも損失は目立たない・・・ような気が。


本当は、この先の天井裏の状況なんかも見せたいところだけど、撮影する気力が失われるほどアレな感じなのでやめました('`) お察しください。

受信状況。

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今の段階では日本中でも滅多に見ることが出来ないと思われる、12ヶの欄のうち11が埋まっている状態。 テレビ東京系列が無いのは、伊賀ではデフォです('A`)
…察しの良い人は気付いてると思うけど、NHK教育の“NHKE”ロゴが見あたりません。 それではさらにチャンネル一覧画面をどうぞ。
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大阪系が全部映ってるのに、なぜか“NHK総合・大阪”と上記のNHK教育が見あたりません。
これは、CATVから送信されている電波と、アンテナで受信している電波を混合したために発現した問題です。

混ぜるな危険。

http://www.ict.ne.jp/ict/cable.htmlからの地上デジタル放送は以下の8チャンネル

そして、UHFアンテナで受信した地上デジタル放送は以下の6チャンネル

太字部分のチャンネル番号が被っているのがわかります。
地上デジタル放送は、複数の中継局から電波を受信した場合、電波の強い方のみを優先して受信するのが特徴ですが、今回の場合、どちらの電波も非常に強く、自己主張が強いため、結果的に受信が出来ないという状況になってしまったわけです。

参考:各チャンネルの最大レベル一覧

参考までに各チャンネルの受信レベルを掲載しておきます*3。 リンクになっている文字は、レベル表示時のテレビ映像を表示します

  • 13ch:19
  • 14ch:48
  • 15ch:42
  • 16ch:48
  • 17ch:45
  • 18ch:42
  • 19ch:41
  • 20ch:43
  • 21ch:43
  • 22ch:41
  • 24ch:23
  • 27ch:41
  • 28ch:42

参考:地上アナログ放送のチャンネル一覧

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これは全部ケーブルテレビからの電波です。 念のため。

さいごに。 これからの課題。

というわけで、NHK総合大阪とNHK教育大阪を如何にうまく受信できるか、というのが今後の課題になりました。
まぁ全国津々浦々で放送してるNHKだし、大阪のニュースが見られないと困るわけでもなく、NHK教育だって別に見る気は無いので別段気にしなくてもいいかもしれませんが、他人に工事を頼まれた際、最良の状態で渡したいので、結構重要な課題です。


最も無難な方法は、共聴施設用の"チャンネル指定フィルタ"*4を導入する事ですが、単価が2万円な上に、2ヶも設置しなくてはならず、あまり個人相手に導入を奨められるものではありません。
CATVが別チャンネルを使用して再送信(13ch→30ch、24ch→31chという感じでチャンネルを変換)してくれれば一番理想的なんだけど、そんな要望をいちいち聞いてくれるだろうか…。
うまい解決方法を知ってる方は是非教えてください。トラックバックでもコメントでも構いませんので。

*1:この電柱は個人所有の電柱のため、このような工事でも問題はありません。 しかし、通常の電柱は電力会社や電話会社などが所有しているものです。 ご注意ください。

*2:地上約3メートル。私道なので問題無し

*3:PANASONIC製TH-26LX30でのレベル値です。他メーカでは数値が変わりますので参考程度にしてください。

*4:http://www.dxantenna.co.jp/catalog/pdf/groupe/04_DX_043-046.pdf ノッチフィルタ参照