乱視?
18時頃、煙草が切れた。外はにわか雨。メガネが濡れるのが嫌だったので、メガネを掛けずに自転車に乗った。

見えない。
いや厳密に言うと、認識できないのだ。
雨に濡れた道路で光が反射し、光の洪水となった視界では、暗くなった道路上のオブジェクトを認識する事が難しいのは解っているつもりだった。今までもこのような状況の場合は、それなりに対処していたはずだった。
それが、認識したくても出来ないという状況に陥っている今の状態は明らかに異常。自分の体に何が起こっているかわからず、自転車を運転しながら、軽いパニックに陥ってしまった。

ここで、一つの仮定を立てた。
乱視になったのではないだろうか、ということだ。
近頃は、目前にある画面や紙にばかり目を向けていたため、その事実に気が付くのに時間が掛かったのではないか。
もしこれが事実であれば、メガネを換えなくてはならない。
ただ、ご存じのようにメガネというのは意外と高価だったりする。
ましてや、今掛けているメガネはレンズだけで2万もしたものだ。そう易々と買い換えるわけにもいかない。
そこで、コンタクトレンズを買おうという結論に辿り着いたわけで、明日にでも眼科に行こうと思う。

なお、あくまで仮定であるため、他にも考えられる要因はある。
それは、“注意力が散漫になってしまった”のではないかということ。
だとすると、これは日々の怠惰な生活が導いた結果であり、これは生活を改善するしかない。
コンタクトレンズでどれだけ生活にハリを出せるかは未知数だが、高校時代にコンタクトレンズを入れた時は、様々な変化を体で感じたものだ。
ここは一度、コンタクトレンズというものに頼ってみようと思う。

乱視が酷くないことを祈る。