JASRACが重い腰を

上げるわけがなく。
別方面からの流れですが、噂によれば*1インターネットによる映像/音楽配信は、有線放送とする流れができているらしいです。 多分、光ファイバーとIPを使用したケーブルテレビ放送網が増えつつある流れに合わせたカタチでしょうが、もしこれが実現した場合、何が起こるかというと…
AM/FMラジオ・短波・有線放送に次ぐ、新しいメディアが誕生する
ということですッッ
やばいですよ! ネットラジオが一気に盛んになりかねません! 今まで地方でこっそりやってたコミュニティFM局やCATVがネットで配信を始めたり、ISPとレコード会社が共同でネットラジオ始めたりとかしそうです。 USENは超有利ですね。 今まで出来なかった、USENBBでの有線再送信なんてのも出来そう。
ちなみにテレビやラジオの再送信には、基本的に“再送信される側の許可”が必要です。 その局が対象の県域に対しての放送を想定せずに総務省に届け出ている場合、それは“区域外再送信”となるので、色々と面倒になったりする。 つまり、この法律が改正されたところで、東京のラジオ局を大阪府下でネットを使用して聞くというのは無理。
とどのつまり、有線放送事業者でないPeerCast.orgは、さらに微妙な立場になるってこった。 そして“ねとらじ”は有線放送事業者の免許を手に入れない限り、違法な存在となるわけ。
嬉しい報せなんだけど、それによってインターネットは今以上に過ごしづらくなる…かもしれない。


ちなみにケーブルテレビvsJASRACという図式も一応あって
著作権裁判についての報道発表
なんて事までやってます。 テレビを見る事にまで文句を付けるとは、さすがJASRACです。

追記。

再送信とJASRACの関係については
新ケーブル大国、日本の課題 第1回 新ケーブル大国となった日本
新ケーブル大国、日本の課題 第2回 マストキャリーと「再送信同意」の大きな違い
を読んでみてください。
さらに、JASRACは有線放送の内容によって様々な難関を用意しています。 もし法改正でネットラジオが有線放送になったとしても、ここに「インターネットを使用した再送信について」とか書いて、個人では無理ですが何か?とか書きやがるんだろーなー。 とか未来予測。

*1:ソースが無い